記事をご覧いただきましてありがとうございます。
4/3にフレアオリジナルに入社した高橋です。
今回は、入社して1ヶ月の私が弊社(フレアオリジナル)で取り扱っているロボットメーカーDOBOT(ドボット、ドゥボット、ドゥーボット)について、新人目線でまとめてみました。
DOBOTとは?
DOBOTは、中国を拠点とするロボット開発メーカーDOBOT Roboticsが開発した、教育・産業用の多機能なロボットアームのブランドです。
2023年4月中旬にはDOBOTJAPANが設立し、弊社(フレアオリジナル)の社長も設立式に伺いました。
— フレアオリジナル|ロボットに瞳 (@flare_lab) April 12, 2023
みんな楽しそう😊#DOBOT pic.twitter.com/9Pxo6Jk31y
— フレアオリジナル|ロボットに瞳 (@flare_lab) April 17, 2023
この記事では協働用ロボット、教育用ロボットとしてのDOBOTについて説明していきたいと思います。
協働用ロボットとしてのDOBOT
産業用ロボットと協働用ロボットのちがいは、下記の通りです。
産業用(画像左)→人や物との接触を避けるため広い面積と安全柵が必要。
協働用(画像右)→安全対策が施されているので人のそばで作業ができる。安全柵も不要なので、設置にスペースをとらない。
協働ロボットはまだ馴染みのない方も多いかと思いますが、協働ロボットの世界出荷台数推移は2021年では44,204台、2032年予測では432,514台の予測結果が出ています。世界的にもこれから協働用ロボットは大きな影響を及ぼしていくでしょう。(引用:矢野経済研究所)
DOBOTの製品は140カ国以上に輸出され、累積出荷台数は5万5000台以上に上ります。中国国内からの海外へのロボット出荷台数、シェア率は1位です。
日本だとTOYOTA、SONYなどに納入されており、あらゆる業界・分野において世界中で豊富な導入実績を持ちます。
DOBOTの最大の特徴は、衝突検知・安全停止機能などの協働ロボットの業界標準の安全機能に加えて、SafeSkin(セーフスキン)と呼ばれる人間の手などがあることを検知して事前に衝突回避するオプション機能があることです。そのため、人間の労働者と安全に作業できるようになっています。
また、DOBOTは国内他社製品の協働ロボット本体の値段と比べても、半額かそれ以下の場合があり高いコストパフォーマンスを備えています。中国国内製品の中でも比較的リーズナブルとなっています。
【DOBOT使用例】
- 3Dプリント(3Dプレートアンロード・ロード)
- レーザー彫刻(木材・紙・プラスチック・皮革による表札、看板作成)
- CNC彫刻(木材・プラスチック・PCBボードによる表札、看板作成)
- ピック&プレイス(繊細な持ち運びが可能。【例】お菓子の向きをそろえて箱詰め)
- ビンピッキング(バラバラに山積みされている部品の中から適切なものを運ぶ)
- 溶接(フィラーワイヤー付きTIG溶接が可能)
- 組み立て
- 検査
- 梱包・パレタイジング
- 研磨
- ねじ締め
- 加工
etc…
ロボットアームの先端を付け替えることでさまざまな用途に使用することができます。
プログラム可能な機能も豊富ですが、コードフリーでプログラムができなくても手動によるティーチングで操作をカスタマイズすることもできます。
【製品の一例】
DOBOT(ドボット、ドゥボット、ドゥーボット)CRシリーズは、共通してロボットアームの先端を付け替えることでカスタムができ、ねじ締めやピッキングなどの作業をすることができます。型式による違いはアームの長さや運搬可能重量です。
例)DOBOT(ドボット、ドゥボット、ドゥーボット) CR10
最大リーチ:1525mm、最大ペイロード:10㎏
設定が簡単なので、設置作業10分で稼働可能です。また、SafeSkin(セーフスキン)機能があるためぶつかりそうになった場合はロボットが停止するため安全性も確保されています。
10kgまでの荷物なら可搬可能なので、梱包・パレタイジング・積み下ろしの際には人による荷運びの負担を減らすことができ、腰痛などのリスクも低減します。(↓パレタイズの様子)
https://www.dobot-robots.com/applications/palletizing.html
(また、DOBOT CR10は10kgまでの荷物を運ぶことができますが、近日発表されたDOBOT CR20Aは、最大可搬重量20kgのためますます重いものが運搬可能となりました。)
DOBOT 20kg可搬の動画です#DOBOT#CR20A https://t.co/VxjRUqbm2P pic.twitter.com/aLpIm7hwyA
— フレアオリジナル|ロボットに瞳 (@flare_lab) April 24, 2023
DOBOT(ドボット、ドゥボット、ドゥーボット) CR10以外にもさまざまな用途に使用できる製品があります。
公式資料DL
教育用ロボットとしてのDOBOT
教育用途では、学校や大学での科学技術教育、ロボットプログラミング、工学、デザインなどの分野で利用されています。
学生がロボットアームをプログラムし、STEM分野の基礎知識を学ぶことができます。
高等教育機関だけでなく、職業訓練でも活用できるため若い世代だけでなく今までロボットに関わりのなかった人でも基礎から学習することができます。
私は以前職業訓練校に在籍していたのですが、座学だけでなく、こういった実際に自分でプログラムをしたものが動くという体験ができるのはとても楽しく、
自分の理想のものをつくりたいというモチベーションや挑戦にもつながりました。
DOBOTの導入によりロボットに触れる機会が増え、未来のエンジニア教育にDOBOTが役立つと思います。
まとめ
- DOBOTは協働用、教育用のロボットアームのブランド
- 多機能、精密、安全性が高い
- 設定がしやすく操作や用途のユーザーカスタマイズの幅が広い
- リーズナブルで導入コスト◎
最近ニュースでは将来的な労働者の人手不足をよく見かけますが、人手不足にはロボットが役立ちます。
繰り返しの単純作業や危険な作業、重い作業など、人間にとって負担の大きい作業を代替することができます。
また、ロボットは高い精度で作業を行うことができるため、生産性を向上させることができます。
ロボットによる自動化により、労働環境の改善や働き方の見直しができるのではないでしょうか。
DOBOTの正規代理店である弊社(フレアオリジナル)では、日本全国どこでも実機でのデモをお試しいただけます。
オンライン説明での実機デモも順次開催しています。
ご要望の方は弊サイトフォームよりお問い合わせください。
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※フレアオリジナルではDOBOTの導入後の支援、技術的なサポートも行っております。