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4月フレアオリジナル入社の高橋です。今回は、DOBOT(ドボット、ドゥボット、ドゥーボット)のCRシリーズ、DOBOT CR5の動作方法を教わりましたので感想や性能などをご紹介したいと思います。
DOBOT CR5とは?
まずは、DOBOT CR5とはどういうもの?から解説させていただきます。
DOBOT CR5は、中国を拠点とするロボット開発メーカーDOBOT Roboticsが製造する協働ロボットのCRシリーズの1つです。
産業用ロボットとのちがい
一般的によく知られる産業用ロボットでは、人や物との接触事故を防ぐため広いスペースと柵を要しますが、DOBOT CRシリーズではSafeSkin(セーフスキン)が搭載されているため接触する前にロボットが停止します。
そのためDOBOT CR5では広い土地を必要とせず省スペースで設置することができます。
安全性を保障する非接触機能
DOBOT CR5はコストパフォーマンスだけでなく、先程述べたSafeSkin(セーフスキン)の機能により人間の労働者と安全に作業できるようになっています。
高度な安全センサーが装備されており、人や障害物を検知すると自動的に停止するようになっています。
SafeSkin(セーフスキン)の機能は、オプションのカバーに内蔵されている衝突検知機能により非接触で回避します。DOBOTは、SafeSkin(セーフスキン)の機能の特許を取得しております。
高いコストパフォーマンスを発揮
DOBOT CR5はかなりの費用の安さで導入ができます。DOBOT製品は、従来の協働用ロボットよりも金額が50%ほど安いです。
費用だけでなく、SafeSkin(セーフスキン)の機能により省スペースに設置可能で、多くの生産力を生み出すことができます。
設置も簡単なため多くの時間や手間をかけず、生産を止めることなく稼働させることができます。
コードフリーでカスタマイズが簡単
プログラムコードでのカスタマイズもできますが、Blocklyというソフトウェアによりコードが書けなくてもDOBOT CR5の操作をプログラムできます。
ブロック状のコマンドを組み合わせる視覚的なプログラムができるソフトウエアのため、簡単な操作で複雑なタスクを効率的にプログラムできます。
また、直接アームを動かし動作を覚えさせることができるレコード機能があるため、プログラムをしなくても操作をすることができます。(ダイレクトティーチング)
DOBOT CR5は、エンドエフェクターやアクセサリーの幅広い選択肢があるため、様々なアプリケーションに適した高度にカスタマイズ可能なロボットです。
DOBOT CR5ができること
DOBOT CRシリーズでは、持ち運び可能重量やロボットアームのリーチが変わる以外は同じ機能や性能を持っています。
DOBOT CR5は5kgの重量までなら運ぶことができる6軸のロボットアームです。(最大リーチ:1,096mm)
DOBOT CRシリーズは、ロボットアームの先端を付け替えることで機能を変更することが可能です。
例)コーヒーマシーン、ホイップクリーム自動塗布、ねじ締め、研磨・研削、機械の手入れ、組み立て、検査、梱包・パレタイジング、ピッキング…etc多様な機能があります。
DOBOT CR5を動かす
DOBOT CR5の性能をご紹介しましたので、今度は実機を動かした際の感想をご紹介したいと思います。(※写真初心者のため写真の精度についてはご了承ください。)
まずは、DOBOT CR5本体とコントローラーを箱から取り出します。
↓DOBOT CR5本体
↓コントローラー
箱から出しましたら、DOBOT CR5本体とコントローラー、操作モニターを配線していきます。
セッティング完了しました。
アイテム数がこの3点で完結できるので配線もごちゃごちゃせず、本当に簡単にセッティングできました。
電源とDOBOT CR5本体とモニターをつなぐだけですっきりとしています。
この間10分程度でした。慣れてる方ですと10分もかからずできてしまうと思います。
次は、モニターで基点登録や動作の設定を行っていきます。
箱から出したばかりなので基点はすべて0です。
↓こちらの画面でDOBOT CR5本体の基点登録などができます。画像左下のアイコンでは、このモニター上でDOBOT CR5本体を一瞬で工場出荷状態の体勢に戻すことができます。通常では本体を動かしたり様々な操作をするらしいのでさりげなくとても便利な機能だと思います。
先ほども述べましたが、DOBOT CR5はプログラムが出来なくとも操作をカスタマイズできます。
↑Blocklyの操作画面です。ブロック状の指示コマンドを組み合わせるのでぱっと見ただけでどんな操作を指示しているのかわかりやすいです。
モニター上だけでなく、手動によるティーチングも可能です。
それでは始動していきます。
↓画像のカメラボタンを押すことでレコード機能が動作し、動いてほしい操作を覚えさせることができます。
今回は、手で動かして動作を覚えさせるダイレクトティーチングをしてみます。
いざ、動かします。
動きました。一生懸命健気に動いてくれます。
手をかざしても、きちんと止まってくれます。
今回は、箱出し→配線→設定→動作までを行ってみました。アシストありでしたが、ロボット事業未経験の私でも簡単に設置、操作することが出来ました。
おまけ
DOBOT CR5 は本体の先端に付けるオプションによってできることも大きく変わります。
例)吸盤→物体を持ち上げることが可能なため仕分け、梱包・パレタイジング・積み下ろしなどができます。
↓吸盤
他にも物をつかめるタイプの先端や研磨や研削、ねじ締めなどができるなど多様なことが実現可能です。
まとめ
- DOBOT CR5はコードフリーで操作が簡単
- DOBOT CR5は非接触機能(SafeSkin(セーフスキン))により人とぶつかりそうになった場合停止する
- DOBOT CR5はコストパフォーマンスが最高
今回は、ロボット事業未経験の私が初めてDOBOT CR5を設置から操作まで行いました。
少し大物の家電を設置するくらいの手軽さで設置することが出来ました。
非接触機能もあるので、ぶつかる前にすっとなめらかに停止してくれて、安全に作業出来ました。
DOBOT CRシリーズは可搬重量やロボットアームのリーチが変動する以外はすべて同様の機能や性能を持っています。
DOBOTの国内正規代理店である弊社(フレアオリジナル)では、DOBOT CR5以外の製品も取り扱っていますのでよろしければご参考にしてください。↓
https://www.flareoriginal.com/robots/products
フレアオリジナルではDOBOTの導入後の支援、技術的なサポートを行っております。お問い合わせお待ちしております。
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