ちょうど3ヶ月前に書いた記事で、日本では販売されていないDOBOT Novaについてご紹介しました。
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『DOBOT Nova』のリリース情報をまとめました!
そんなDOBOT Novaですが、遂に日本国内でも購入ができるようになりました。
DOBOT Novaとは?
DOBOT NovaはDOBOTによって開発された超軽量型協働ロボットです。
可搬量が2kgのNova2と5kgのNova5が用意されているため、よりマルチに私たちの生活により近い場面で活用されることが期待できます。
例えば、
- カフェでコーヒーを入れる
- アイスクリームの自動提供
- 映画館のポップコーンの自動提供
- 飲食店での配膳作業
- マッサージ
- 超音波検査
など使い方は無限大です。
従来のDOBOT(ドボット,ドゥボット)製品との違いは?
手のひらサイズのコントロールボックス
DOBOT Novaのコントロールボックスは、手のひらに乗るサイズです。
コンパクトさ
DOBOT Novaは従来のDOBOT(ドボット,ドゥボット)製品と比べて重量が33%~44%軽くなっています。
それから、重さだけでなくロボット自体の体積も従来のDOBOT(ドボット,ドゥボット)製品と比べて20%削減されています。
これにより、より身近な飲食店やマッサージ店などの店舗で使用する場合も、レイアウトが組みやすく場所を圧迫することはありません。
選べる本体カラー
DOBOT Novaシリーズは、本来カラーを自由に選ぶことができます。
ラインナップは全7種類。様々な場面で利用することを考えると、店内の雰囲気や企業としてのイメージを保つのはとても重要なことです。
そういった意味でも、DOBOT Novaは雰囲気を壊すことなくその場に馴染むでしょう。
DOBOT Novaの特徴
安全性
ロボットが私たちの生活に溶け込んでいく際に、一番の課題となるのはやはり安全性です。
DOBOT Novaはその点もクリアしています。
DOBOT(ドボット,ドゥボット)製品の特徴でもある安全機能を搭載しており、5段階の安全性モードを備えています。
人の接近・接触を感知後、0.01秒で動作を停止します。
災害などによる停電時も、姿勢が自動でロックされる機能がついていて、垂直落下距離は1mm以内に抑えられています。
軌跡再現技術
DOBOT Novaに限られず、DOBOT製品でも特徴となる、軌跡再現技術は、プログラミングを必要としません。
DOBOT(ドボット,ドゥボット)製品は元々、ロボットにしては軽く型式によっては人が動かせるものもあるのですが、DOBOT Novaは更なる軽さによって、異次元の扱いやすさを実現しています。
人間の手によって操作した軌跡をDOBOTが記憶し、そのまま作業を行います。
DOBOT Novaは従来製品と比べても、Nova2が11kg、Nova5が14kgと重量も軽いため、操作も容易に行うことができます。
グラフィカルプログラミング
グラフィカルプログラミングを利用することで、非エンジニアでもDOBOT Novaのプログラミングを行うことができます。
シンプルなUIに加え、学習のためのトレーニング動画も用意されているため分厚い本を読んでツールマスターになる必要はありません。
プログラマーの方へ
より詳細な動作を実現したい場合は、Java,C#,C++,Pythonを使用して、プログラミングを行うことも可能です。
クラウドでの共有が可能
例えば、全国にチェーン店を展開している飲食店企業様であれば、仕様変更や新メニューが出るたびに、ロボットのプログラムを追加して全店舗にアップデートしてもらう。。なんていうのは現実的ではありません。
DOBOT Novaはクラウド同期やロボットの動作状態をリアルタイムで監視できるため、よりスピーディーに導入・運用まで進めることができます。
水やほこりも大丈夫
DOBOT Novaは水やほこりにも耐えることができます。
IP54と呼ばれる認証もクリアしていて、詳細は以下の通りです。
防塵→塵埃の侵入を完全に防止できないが電子機器の動作には問題がない
防水→あらゆる方向からの水の飛まつによって機器が影響を受けない
具体的な仕様は?
Nova2&Nova5
型式 | – | Nova2 | Nova5 |
重さ | – | 11kg | 14kg |
可搬質量 | – | 2kg | 5kg |
稼働半径 | – | 625mm | 850mm |
最大稼働速度 | – | 1.6m/s | 2m/s |
関節稼働範囲 | J1 | ±360° | ±360° |
J2 | ±180° | ±180° | |
J3 | ±156° | ±160° | |
J4-J6 | ±360° | ±360° | |
関節稼働範囲 | J1-J6 | 135°/s | 100°/s |
先端I/O | DI | 2 inputs | 2 inputs |
DO | 2 outputs | 2 outputs | |
RS485 | Supported | Supported | |
繰返し制度 | – | ±0.0.5mm | ±0.0.5mm |
通信方法 | – | IP54 | IP54 |
ノイズ | – | 65dB(A) | 70dB(A) |
温度範囲 | – | 0℃ ~ 50℃ | 0℃ ~ 50℃ |
標準消費電力 | Typical value | 100W | 230W |
Maximum value | 250W | 770W | |
ケーブル長 | – | 3m | 3m |
材質 | – | aluminium alloy acrylonitrile butadiene styrene plastic | aluminium alloy acrylonitrile butadiene styrene plastic |
設置方向 | – | 全方向可能 | 全方向可能 |
コントローラー
型式 | – | コントローラー |
サイズ | – | 200×120×55mm |
重さ | – | 1.3kg |
入力電源 | – | 30V to 60V DC |
IO Power | – | 24V, Max 2A, Max 0.5A for each channel |
IOインターフェース | DI | 8 inputs(NPN or PNP) |
DO | 8 outputs(NPN or PNP) | |
AI | 2 inputs, voltage mode, 0V to 10V | |
AO | 2 outputs, voltage mode, 0V to 10V | |
通信インターフェース | Network Interface | 2, for TCP/IP and Modbus TCP communication |
USB | 2, for connecting USB wireless module | |
485Interface | 1, for RS485 and Modbus RTU communication | |
動作環境 | 温度 | 0° to 50℃ |
湿度 | 0% to 95% noncondensing | |
リモート電源 | – | Supported |
IP分類 | – | IP20 |
冷却モード | – | Passive heat dissipation |
ソフトウェア | – | PC, iOS, Android |
Nova2
スターバックスのバリスタがアメリカーノコーヒーを作るのに、45秒かかるところを、Nova2は30秒で実現します。
Nova5と比べて可搬量は少ないですが、より少ないスペースで飲食店、映画館、アイスクリーム店など食品を提供する際におすすめです。
Nova5
プロの柔道整復師や、理学療法士が経験を得るのに必要な時間をNova5は必要としません。
また、0.5ニュートン単位での力の調整が可能です。
(0.5ニュートンは人が卵を手に取った時に感じる力です)
どこで買えるの?
DOBOT NovaはDOBOT(ドボット,ドゥボット)の正規代理店から購入することが可能です。
DOBOTメディアの運営元でもあるフレアオリジナルは、長野県坂城町でロボット販売や、開発・運用サポートを行っている会社です。
ロボットを導入する場合、必ずその奥に目的があります。
私たちは、これまでの開発実績を活かしてDOBOT製品の販売だけでなく、お客様の目的に沿った開発・運用をご提案することができます。
現場への導入や、購入後の保守・運用などが心配な方は是非一度弊社へお問い合わせください。
お問い合わせ後、1営業日以内にお見積もりを提出いたします。
最短2週間で納品
DOBOT Novaは注文より最短2週間でお客様のお手元に届きます。
配送は、段ボールに入った状態で、運送会社の宅配便を利用します。
その他、設置や運用、利用サポートなどは含まれておりませんが、そちらに関してはフレアオリジナルで対応可能ですのでご安心ください。
(設置、導入、利用サポートは別途お見積もりを提出いたします。)
価格は?
DOBOT(ドボット,ドゥボット)正規代理店である、株式会社フレアオリジナルでのDOBOT Novaの価格情報を公開しております。
DOBOT Novaの開発経緯
DOBOT(ドボット,ドゥボット)は従来の協働ロボットのおよそ半分の価格で購入できてかつ、安全性、使いやすさにおいて秀でている革新的なロボットです。
しかし、それは小売業などの私たちの生活に馴染むにはまだハードルが高かったのです。
4つの問題点
コストがまだ高い
ロボットを導入した場合に、年間で15,000ドルほどのコストがかかる場合もあります。
そのうちの50%は運用コストです。
そうなると3~6ヶ月での投資回収をすることは難しくなります。
DOBOT Novaは…
→Nova2は99万5千円
→Nova5は119万5千円
※税別
※販売開始記念の限定10台の価格となります。
場所の問題
工業用ロボットを導入する場合、広いスペースが必要となります。
これは、ほとんどの小売店や飲食店にとっては大き過ぎてしまうのです。
そのため、自動化を最初から視野に入れている建物でないと導入は難しく、既存のお店に導入するのは現実的ではありません。
DOBOT Novaは…
→従来より最大44%の重さ軽減、20%の体積軽減。
安全性
ロボットが私たちの生活に馴染むには、接触が必要になります。
(特に、マッサージや理学療法)
DOBOT Novaは…
→感知後、0.01秒で停止。停電時も垂直落下距離は1mm以下。
見た目への抵抗
皆さんはロボットを見るとどんなイメージを抱くでしょうか?
無機質、少し怖い、様々な感じ方がありますが、効率や生産性を意識する工場と違って、小売業や飲食店ではお客様への体験を非常に重要視します。
そのため、ロボットを導入して業務が効率化できても、顧客体験の満足度が下がってしまうことを恐れるのです。
DOBOT Novaは…
→豊富なカラーラインナップ。カスタマイズ可能。
これら全てをクリアしたDOBOT Nova
これらを全てクリアするために開発されたのがDOBOTNovaです。
日本でも正式に販売開始となり、最短で2月から発送を開始いたします。
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