【協働ロボット紹介】超小型デスクトップ式ロボット『DOBOT MG400』についてご紹介

記事をご覧いただきましてありがとうございます。フレアオリジナル高橋です。
今回は、DOBOT(ドボット、ドゥボット、ドゥーボット)の産業用途に特化した超小型デスクトップ式協働ロボットアーム、『DOBOT MG400』をどんな商品なのかまとめましたのでご紹介したいと思います。

DOBOT他シリーズとの比較

DOBOT CRシリーズとは、中国を拠点とするロボット開発メーカーDOBOT Roboticsが製造する汎用協働ロボットアームのブランドです。

↓DOBOT CRシリーズ

過去にDOBOT CRシリーズについて詳しく記載した記事がありますのでご参照ください。
https://roboticslabo.com/2023/05/11/summary-of-dobot/
https://roboticslabo.com/2022/10/24/products/

DOBOT MG400は、DOBOT CRシリーズと同じ多関節ロボットアームですが、異なる点はロボット本体大きさと用途です。

↓DOBOT MG400

DOBOT MG400は底面積がA4用紙よりも小さい軽量の卓上型ロボットアームです。
かなりの省スペースで設定可能となるので、生産スペースが小さな環境でも多くのDOBOT MG400を設置し生産力を高めることができます。

DOBOT MG400は産業用の機能が搭載されているため産業用途で作業ができます。
DOBOT CRシリーズは非接触機能により人がそばにいても作業ができる設計ですが、DOBOT MG400は産業用として高精度な制御や柔軟な動作ができます。

DOBOT MG400の特徴

卓上型でコンパクト

DOBOT MG400は底面積（台部分）がA4用紙よりも小さいので、正面からロボットアームのリーチを伸ばしてもA4用紙約1.5枚分ほどの面積しか必要としません。
最大リーチは440ｍｍで、アームが320度周囲をぐるりと1周できるので従来のものより作業範囲が大幅に広がりました。
また、アームのリーチが拡大した分、高低差に対応できるなどピックアップ&プレイスの活躍が期待されます。

本体重量も8㎏とたいへん軽量なので持ち運びが簡単です。

繰り返し精度±0.05mm

MG400に搭載されているサーボモータには、高精度アブソリュートエンコーダ（原点からの絶対角度を出力する）を備えており、自社開発サーボ駆動とコントロールソフトウエアが組み合わさり、繰返し精度は±0.05mmまで向上しています。
振動抑制アルゴリズムを用いているため、多関節動作の制御目標までの安定化時間が 60% 削減し、残留振動が 70% 減少しています。

豊富なカスタマイズ性

MG400では、DOBOT社純正のサクションカップ（真空吸着）、電磁グリッパー、電動グリッパーをはじめとした豊富なエンドエフェクタが利用可能です。

弊社（フレアオリジナル）でも取り扱いのあるDH-ROBOTICS製品のグリッパーなども取り付けできます。
DH-ROBOTICS製品記事↓よろしければご参照ください。
https://roboticslabo.com/2023/01/29/dh-robotics/

プログラムの種類

Windows、Linux、多様な（Qt、ROS、LabVIEW、MATLAB）ソフトウエアプラットフォームが使用可能で、Luaスクリプト言語プログラミングやビジュアルプログラミングなど多様にプログラムの方法を選べます。
また、直接アームを動かすことによって動作を覚えさせることができる、ダイレクトティーチングも可能です。

DOBOT MG400の需要

DOBOT MG400は、工場の自動化や生産プロセスの改善など、生産性の向上とコスト削減を目指して産業分野で広く使用されます。
最大750ｇまで可搬可能で、高い作業精度とパフォーマンスが求められる精密な組み立てや検査、精密加工などに適しています。
（例：電子機器の組み立てや医療機器の製造など）

導入費用もとてもお手頃価格なので、予算の制約がある中でも自動化導入をすることができます。
また、コンパクトサイズなので省スペースで高い生産性を生み出すことが可能なため、費用対効果も見込めます。